01 2016

仏教文化資源研究会の変遷

仏教文化資源研究会の基礎となる活動は、大正大学にほど近い東京都豊島区の西巣鴨の庚申塚商店街に位置する大正さろんで始まった。大正 さろんは、大正大学の教職員が地域住民とともに携わる NPO 法人(「NPO 法人でも くらしぃ」)が運営するコミュニティスペースで、大学生から地域の高齢者、特別 支援学級に通う児童・生徒たちやその保護者まで幅広い層の利用者が訪れていた。さらに、大正さろんでは、弓山達也教授が担当する大正大学大学院の宗教学の講義も行われていた。
講義の一環として、2012 年 5 月 27 日~28 日に大正さろんにて、「花まつり」が行われた。この花まつりは、講義受講者と地域住民、大正さろん利用者の協働に よって企画・運営された。2 日間にわたり法要と法話も実施され、のべ 50 名程の来場者が参加した。この、「花まつり」の参加者のアンケートから、地域住民の「お 坊さんともっと触れ合う機会がほしい」といった要望が浮かび上がった。
こうした住民の声を受け、講義では「大正大学のもつ仏教文化資源を、地域社会 にどう活用するか」という問いが出された。この問題に対するひとつの答えが、私たちの活動の主軸となるワークショップである。