30 2012

「ほとけ様をつくろう」を開催

 去る7月28日(土)に、M宗教学特論D(担当:弓山達也先生)の授業の一環として、コミュニティスペース大正さろんにて講座「ほとけ様をつくろう」を開催しました。5月の「花まつり」で来場者にインタビューした結果、お坊さんともっと接したいという声が多かったことから、本講座が企画されました。院生・学生は、僧侶役のほか、実技指導とスタッフとして関わりました。
 受講者は、豊島くみんアカデミーの「仏の教えを学ぶ」講座のみなさまでした。2週間ほど前に本講座の御案内をしたところ、即日完売であったと聞き、更に気合いを入れて講座運営に臨みました。
 この講座では、木粘土を使用して仏像を作成しました。このように粘土で造る仏像を「にぎり仏」と呼びます。まず、にぎり仏とはどういうものなのかを、宗教文化士の資格を持つ院生がスライドを交えて説明しました。にぎり仏とは、江戸時代の僧侶、円空の作風に似たもので、簡単だけれども味わいがあり、型にはまらない仏像です。そこで、自由な発想で受講者にも造ってもらうよう説明を致しました
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 仏像の中には受講者の願文を納めます。願文の書き方や願いの内容については僧侶が説明しました。徐々に、お地蔵さんのような仏像から、お不動さんやお薬師さんのような仏像など、それぞれ思い思いの仏像が出来上がって行きました。出来上がった後は、「魂入れ」について説明をしました。「魂入れ」とは、仏像などに魂を入れ、作品から魂の入った、ほとけ様にする儀式です。説明の後に、仏像に対して僧侶が魂を入れ、受講者のみなさまは自分が作ったほとけ様の完成に思いを馳せました。

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 最後には、受講者と僧侶とがざっくばらんに語り合うお茶会をしました。そこでは、お墓参りの習慣や、僧侶への期待の他に、大正大学についても話題にのぼりました。受講者のみなさまの、仏教はもちろんのこと大正大学に対する関心の高さがうかがえます。
 今回は事前申込が必要な定員制で開催したため、花まつりとは違った趣でしたが、M宗教学特論Dで学んだことを活かすことができたのではないかと思います。多くの人の話を聞くことができ、地域におけるコミュニティスペースの活用や仏教資源の活用を改めて考えることができた良い機会となりました。

                                               (文責・魚尾和瑛)